高校時代に溶接の授業があって、やっていて「楽しい」と思ったんです。それで溶接工の仕事を目指すようになりました。大山工業を選んだ決め手は、初任給の高さと週休2日制。やっぱり、仕事のオン・オフって大事ですから。それで、この会社がいいなと思いました。
溶接の魅力は、最初は全然うまくできなかったのが、だんだんきれいに仕上げられるようになっていくところです。成長ぶりが見えやすいというか。そこが楽しさでもあります。
一方で、ちょっとした動きの変化でうまくくっつかなかったりするので、そこの動きのコツを掴むのが大変でした。
入社してから一度目の試験は失敗!でも、現場がない時も練習に回してもらって1日練習させてもらえたり、会社のサポートもあって、溶接作業資格を取得できた時のよろこびはひとしおでした。周りの人も「頑張ってね」と応援してくださっていたので、合格できて本当によかったなと。
自分のなかで溶接は楽しい仕事なので、やっていて本当に飽きが来ません。「この現場の溶接をお願い!」なんて言われると、「よっしゃー!」みたいな(笑)。
溶接工の仕事って、基本は2人1組でやるんですけど、同級生も同じタイミングで取れたので「一緒にあぶれるようになってよかったね」なんて話していました。
今では楽しく働いている自分も、会社に入りたての頃は自信がありませんでした。慣れない現場仕事、失敗続きの日々に嫌気が差してしまったことがあります。
そんな時、当時の現場の職長が僕の異変に気づき、こう声を掛けてくださりました。
「毎日一生懸命じゃなくていい。一生懸命やる日を1日でいいからつくろう」と。
今思うと、ずいぶん優しく言ってもらえたな、という感じがしますが、要は「1日1日を頑張れ」ということなんですよね。その言葉のお陰で仕事を続けられたので、今の自分があるのは、間違いなく当時の職長のお陰です。
今後は、溶接工と言っても溶接の知識だけあればいいわけではないので、鉄筋工事などの知識も取り入れていって、より頼りになる溶接工になりたいと思っています。